ヨーグルトを買ったことを、すっかり忘れていた…。
冷蔵庫から取り出して、食べようと思ったら、すでに賞味期限切れ…。
未開封だし冷蔵していたから、食べても大丈夫かな?
このような疑問に答える記事です。
この記事の内容は、次のとおり。
- 賞味期限切れのヨーグルトを、食べる時のチェック方法
- 絶対に食べてはいけないヨーグルトの見分け方
- 品質を保ったまま、ヨーグルトを長期保管をする方法
賞味期限が切れてしまったヨーグルトは、食べる前に必ず確認をした方が良いポイントが3つあります。
それは、「ヨーグルトの匂い、見た目、味」の3つです。
いきなり食べるのは、傷んでいる可能性があるので危険です。
この記事では、賞味期限切れのヨーグルトを食べる前に確認するポイントについて詳しく解説しています。
ぜひ最後まで、読み進めてください。
【賞味期限切れ1週間のヨーグルト】食べる前に確認する3つのポイント
一般的には、賞味期限が過ぎても未開封のヨーグルトであれば、状態によっては数日から1週間程度は食べることができます。
ただし、傷んでいる場合もあります。
賞味期限切れのヨーグルトを食べる前に確認することは、次の3つです。
- ヨーグルトの匂い
- ヨーグルトの見た目
- ヨーグルトの味
順に説明します。
食べる前に確認①:ヨーグルトの匂い
賞味期限が切れたヨーグルトは、匂いが酸っぱくなっている場合があります。
パッケージを開封せずに、ヨーグルトの容器の上から、鼻を近づけてヨーグルトの匂いを嗅ぎます。
パッケージの上から嗅いで、異臭がしないか確認しましょう。
すぐに処分してください。
食べる前に確認②:ヨーグルトの見た目
ヨーグルトの表面に白いカビや水分が溜まっている場合は、食べないようにしましょう。
ヨーグルトの色が濃くなっていたり、乳化が分離していた場合は、品質が低下している可能性が高いです。
また、容器の変形や膨張がある場合も食べない方が良いでしょう。
食べる前に確認③:ヨーグルトの味
まずは、少しだけ味見をします。「食べる前に確認」と言いながら、食べていますが(笑)。
まずは、ほんの少しだけ。
小さじ1杯程度を食べて、味を確認しましょう。
変な味がしたら、すぐに吐き出してください。変な味とは、酸っぱくなっている、苦味がある、異臭がするなどです。
食べた後、のどに違和感を感じる場合もダメです。少しでも変な感じがあったら、捨ててください。
食べてはいけないヨーグルトの状態
賞味期限が切れたヨーグルトでも、見た目・匂い・味のチェックを行い、異常がなければ食べることができます。
次のような状態のヨーグルトは、絶対に食べてはいけません。
- 完全に腐敗している
- 強い異臭がする
- 触感がおかしい
ヨーグルトが変色して、茶色や緑色になっている場合や、表面にカビが生えている場合は、完全に腐敗している可能性があります。
ヨーグルトが強い異臭を放っている場合も、腐敗しています。
ヨーグルトがゼリー状になっていたり、極端に水っぽくなっている場合は、腐敗している可能性があります。
以上のような場合には、食べることは避け、すぐに処分することが重要です。
ヨーグルトを長期間、正しく保存する方法
ヨーグルトの鮮度を保って、保存するときに注意するのは、次の5つです。
- 温度管理をする
- 密閉容器に入れる
- 直射日光を避ける
- 清潔なスプーンを使用する
- 冷凍保存する
順に詳しく説明します。
ヨーグルトの保存方法①:温度管理をする
ヨーグルトを美味しく、長持ちさせるためには、温度管理が最も重要です。
ヨーグルトの乳酸菌は、温度が高いと活動が活発になり、発酵が進んで酸っぱくなります。また、水分も分離しやすくなります。
5℃以下で保存すると、乳酸菌の活動が抑制され、発酵が進みにくいため、酸っぱくなりにくく、水分も分離しにくくなります。
冷蔵庫内の温度管理も重要です。
冷蔵庫のドアポケットは、開け閉めによる温度変化が激しいため、ヨーグルトを置く場所としては適していません。
ヨーグルトは、冷蔵庫の奥の方に置くと、温度変化が少なく、美味しく長持ちさせることができます。
ヨーグルトの保存方法②:密閉容器に入れる
ヨーグルトを保存する際には、密閉容器に入れることが大切です。ヨーグルトは空気に触れると酸化して、鮮度が落ちてしまうからです。
ヨーグルトは乳酸菌が生きて発酵している食品です。
乳酸菌は酸素を嫌うため、空気に触れると酸化してしまい、風味が落ちてしまいます。
また、酸化するとカビや雑菌が繁殖しやすくなり、食中毒の原因にもなります。
ヨーグルトを保存する際は、空気が入り込まないように、密閉容器に入れることが大切です。
密閉容器に入れることで、空気中の酸素や雑菌の侵入を防ぎ、ヨーグルトの鮮度を長持ちさせることができます。
ヨーグルトの保存方法③:直射日光を避ける
ヨーグルトは、乳酸菌やビフィズス菌などの生きた微生物が含まれている食品です。
これらの微生物は、紫外線によって酸化されやすく、ヨーグルトの風味や食感が損なわれることがあります。
そのため、ヨーグルトを長期保存する際は、直射日光が当たらない場所に保管するようにしましょう。
具体的には、冷蔵庫の奥や冷蔵庫の野菜室などの、暗い場所がおすすめです。
ヨーグルトの保存方法④:清潔なスプーンを使用する
ヨーグルトは、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が豊富に含まれている健康食品です。
そのため、ヨーグルトの中に雑菌が入り込むと、鮮度が落ちてしまい、善玉菌の働きが弱まってしまいます。
雑菌は、空気中や手、食器などさまざまな場所に存在しています。
そのため、保存中にヨーグルトにスプーンを入れる場合は、清潔なスプーンを使用するようにしましょう。
ヨーグルトの保存方法⑤:冷凍保存する
長期保存が必要な場合は、ヨーグルトを冷凍保存することもできます。
冷蔵庫で保存した場合、賞味期限は2~3週間程度ですが、冷凍保存すると約1ヶ月程度保存できます。
ただし、冷凍すると食感や風味が変化することがあるため、注意が必要です。
冷凍すると、ヨーグルトの水分成分であるホエイが分離しやすくなります。
そのため、冷凍したヨーグルトは、解凍すると水っぽく、食感が悪くなる可能性があります。
以上のように、ヨーグルトの鮮度を保つためには、温度管理や密閉容器の使用、直射日光の避け方などに注意し、清潔に保管することが大切です。
賞味期限が切れたヨーグルトの使い道
実はヨーグルトには、食べる以外にもいろいろな使い道があります。
賞味期限が切れてしまい食べることに抵抗がある場合は、ぜひ試してみてください。
- ヨーグルトパックにする
- 化粧水にする
- 植物にかける
順に詳しく説明します。
ヨーグルトの使い道①:ヨーグルトパックにする
賞味期限が切れたヨーグルトは、ヨーグルトパックとして使うこともできます。
ヨーグルトパックとして使うと、肌の保湿や美白に効果が期待できます。
ヨーグルトパックの効果は、ヨーグルトに含まれる乳酸とホエーによるものです。
乳酸は、AHA(アルファヒドロキシ酸)と呼ばれる成分の一種で、古い角質を除去するピーリング効果があります。
また、ホエーには、ビタミンやミネラル、アミノ酸などの栄養が豊富に含まれており、肌の保湿や修復に役立ちます。
ヨーグルトを肌に塗って、5分ほど放置してから洗い流すと、肌の保湿や美白に効果が期待できます。
ヨーグルトの使い道②:化粧水にする
賞味期限が切れたヨーグルトは、化粧水として使うことができます。ヨーグルトには、肌の保湿や美白に効果的な成分が含まれているからです。
また、ヨーグルトのビタミンCは、メラニンの生成を抑えて、シミやそばかすを防ぐ効果があります。
ヨーグルトを少量、コットンに含ませて、顔全体に塗ると、肌の保湿や美白に効果が期待できます。
ヨーグルトの使い道③:植物にかける
賞味期限が切れたヨーグルトは、植物にかける肥料としても使うことができます。
植物の成長を促す効果が期待できる、優れた肥料です。
ヨーグルトには、乳酸菌やビタミン、ミネラルなど、植物の成長に必要な栄養素が豊富に含まれています。
また、ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、土壌中の微生物のバランスを整え、植物の根の成長を促進します。
ヨーグルトを植物の根元にかけて、土に混ぜ込むと、植物の成長を促す効果が期待できます。
賞味期限切れのヨーグルト:まとめ
賞味期限切れのヨーグルトについて、詳しく解説しました。
賞味期限が切れたヨーグルトを食べる場合にチェックするべきポイントや注意点を3つ紹介しました。
ヨーグルトについての基本的な情報から、食べる際の注意点や鮮度を保つ方法まで、様々な側面について詳しく解説しました。
これらの情報を参考に、安全かつ美味しいヨーグルトを楽しむことができます。
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